お知らせと、抱負と、あれこれ・・・

ようやく新しいホームページができました。
気分も新たにデザインを変えてみました。

私たちは、

BIRD ORIGIN

NOTHING PASSIVE

hand made nono

という3人がそれぞれ活動している訳ですが、これまでホームページ上で、BIRD ORIGINを主体にして、そこからNOTHING PASSIVE、hand made nono、そしてBIRD ORIGINのセレクトと枝分かれしているような表現をしておりました。

なんだか実態と違うなぁと、思いつつ、そのままにしていたので、この度このホームページは一旦BIRD ORIGIN専用のホームページに変更しました。

NOTHING PASSIVEの情報につきましては、これまで通りblog、インスタでご覧いただけます。

hand made nonoの情報につきましては、専用のblog等ありませんので、NOTHING PASSIVEよりお知らせいたします。

そして、これまでのBIRD ORIGINのblogは終了し、こちらのページをblogとしてお知らせなどしていきたいと思っています。

もしも、もしも過去のblogに興味を持ってくださるマニアックな方がいらっしゃいましたら、画面右のアドレスをコピペしていただき(リンクになっていなくてすみません)検索していただけましたらご覧いただけます。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

*****

 

そして、今後の抱負を少し、、、

息子が生まれて半年になる頃から、姉の出店を少しずつ手伝うようになりました。そんな活動の中で、しばらく眠っていた自分の中の気持ちが少しずつ動き出しました。

自分が選んだものを、責任を持って売る、というとてもシンプルな願望ではありましたが、自分にとってはとても勇気のいることだったので、何年間も悩んでいたことでした。

少しずつ、少しずつではありましたが、私の想いを汲んで下さり応援してくださる方のおかげで、ぼんやりとではありますが、道筋ができてきたように思います。

この春、3歳の息子はようやく保育園に通い始めました。
そして、姉の息子も小学生に。
お互いにようやくまとまった時間がとれるようになりました。

まだまだ自分たちにできることは少ないですが、やってみたいと思ってきたことに挑戦してみたいと思っています。

あたって砕けろ!の精神で! 砕けようと思います(笑)

こんな私たちですが、これからもどうぞ宜しくお願いします。
そして、この場を借りて、あらためて、、、

いつも力になってくださる方々に。

ありがとう。
がんばります。

 

2016.5.18

BIRD ORIGIN 御子神 佑子

 

 

師匠のこと

私にとって竹カゴはとても特別なものです。
竹カゴを通して出会ったご夫婦がいます。

気持ちが折れそうになったとき二人の顔を思い出すと、

がんばらないと、という気持ちが戻って来ます。
竹カゴに魅かれたのは結婚して少し経った頃のことでした。

主人の祖母が畑で採れた土つきのじゃがいもを竹カゴに入れてくれました。

泥まみれの手付のカゴでしたが、なんとなく可愛いなと思ってきれいに洗って

家の中で使っていました。

一年ぐらい使った頃、ふと見てみると明らかに様子が変わっていました。

竹の青っぽさは無くなり、艶を帯びて美しい黄色になっていたのです。

竹とはこんな魅力的な素材だったのだと初めて知りました。
それからは、車で走っていても竹林が目に入り、あのまっすぐに伸びた竹が、

どのように加工されて繊細な編み目のカゴになっていくのか気になり、

その工程を自分の目で見てみたいと思うようになりました。
そんなことを考えていたころ、すぐ近くで竹細工を教えてくださる方の

存在を知りました。
私の師匠。

年齢は80歳でした。

でもおじいちゃんという印象はあまりなく、大柄で、話し方、目線、対応の仕方・・・

全てに威厳を感じる方で、いつも少し緊張しながらお会いしていました。

壁には大きな会社で長年勤めあげられた賞状が掛けてありました。

「竹細工、習いたい言うひとはたくさんおるんやけどな、なかなか大変やぞ。

まぁ、いっぺん見てください。アカンと思たらやめてください。」

そう言って、一つひとつの工程を見せてもらい、やらせてもらう。

そんな感じで始まりました。
でもその頃、以前から患われていた肺癌が悪くなっていました。

苦しそうに咳き込まれたり、ティッシュに吐血されることもよくありました。

だから、こんな手がかかる生徒が習い続けるのが心苦しくなって、

やめようかと思いましたが、「別に一人でもこんな感じでやってる。」

と言ってくださるので、その言葉に甘えて通っていました。
ほどなくして、私が妊娠し、つわりがあったりでしばらく通えずにいました。

つわりが落ち着いた頃連絡があって、だいぶ病状が悪いから今のうちに

来てほしいと言われました。

久しぶりにお会いすると、まっすぐ目を合わせられないくらい痩せられていました。

「痩せたやろ」と言われて、「そんなこと・・・」というのが精いっぱいでした。
私が作った唯一のカゴの仕上げがあと一歩というところまできたとき、

もう時間がないから早く来てほしいと連絡がありました。

もういい、と言いましたが、「どうしても伝えておきたい」と言われました。

家に行くと、いつもの部屋ではなく寝室に呼ばれました。

もう自力では起き上がれず、奥さんが寝間着の首元を引っ張って上半身が

やっと起き上がる状態でした。息も途切れとぎれで・・・

私はもう泣きたくなって、とにかく一分でも早く帰らなければと思いながら、

おそらくこれが最後の教室になるのだろうと覚悟しながら、

師匠の言葉、顔、今日の姿を忘れないよう心に刻もうとしていました。

 

その後、無事に初めての出産を終え、退院して実家で養生していると、

師匠から着信がありました。奥さんでした。

私の出産から1週間もたたないうちに旅立たれたということでした。

もう本当に限界だったんだ。竹カゴなんてどうでもいいのに!

無理をさせてしまった。

取り返しのつかない申し訳なさで、奥さんに電話口で謝りました。

 

しばらくして奥さんから手紙が届きました。

息子に、と白い手編みのベストと一緒に。

そこには、「主人は貴方にもっと教えたかった様で残念だった事と思います。」

と書かれていました。

竹かごは、出来上がりの美しさに、どうしても『編む』という部分に

目がいきがちです。

しかし、竹を採り、竹を割り、ひごを作る。

そんな大変な労力と熟練した技術が作業のほとんどを占めます。

手仕事のものはそんなものが多いのかも知れません。

そういうものだから、その工程を知らなくとも、

手に取った時にため息が出るような感動があるのかもしれません。

 

命の灯が消えそうになりながら、師匠が若い世代に伝えたいと思ったことは

なんだったのか。

想像することしかできないけれど、私なりの解釈でこの仕事を通して

繋いでいきたいと思っています。

 

子供の服

hand made nonoの新しいニット商品が数点できあがりました。

これは作った本人も、私たちもとってもお気に入りの一着です。

 

可愛い子供服って見ているだけでも幸せな気持ちになりますが、

そんな服に子供が袖を通した時には、まわりの大人がキャーッと歓声をあげてしまうぐらいの

魅力がありますよね。

 

どんな女の子のところへお嫁に行ってくれるのかとっても楽しみです。

商品の詳細や、その他の新作は近日中にネットショップにアップいたします。

 

山本勝之助商店さん

和歌山県に山本勝之助商店さんという、棕櫚(しゅろ)製品を作られている会社があります。

明治13年(1880年)創業の大変歴史のある会社で、

世界遺産の高野山の山麓で生産する山椒などの薬味製品や、棕櫚皮を原料とする特産家庭用品を製造されています。

「 時代が変わっても変わらないもの

変わってほしくないもの

守りたいもの」

そんな想いを持って、昔から使い続けられてきた製品を作り続けておられます。

 

そして、この度念願かなって、山本勝之助商店さんの棕櫚製品をお取り扱いさせていただくことになりました。

少し長くなりますが、棕櫚製品のことについて書かせてもらいます。

(文章は主に山本勝之助商店さんのHPからお借りしています。)

【棕櫚について】
棕櫚はヤシ科シュロ属の常緑樹で南九州原産で日本国内の暖かい地に見られる
南国的な雰囲気を漂わせる樹木です。

和歌山県紀美野町は室町時代から昭和まで、スギやヒノキに覆われるまで棕櫚の群生地でした。

しかし、今では国内産の上質な棕櫚は手に入らず、
原材料を半製品の形で中国より輸入し、地元の棕櫚職人により仕上げることで、
コストを抑え、実用性を保った商品にしています。

【棕櫚製品について】
棕櫚製品の特長
・安心・安全・エコロジーな天然素材
(熱帯産パームより柔らかで強靭)

・天然色の落ち着いた風合い

・手作り職人の熟練の技による機能的な造形美

棕櫚の繊維は細てく柔らかい繊維なのにコシがあり、数十年たってもほとんど劣化せず性質が変わらない、
安全で長持ちな素材です。

普通の植物繊維は水に触れると腐り易くなりますが、棕櫚の繊維は、それ自体に油脂をたっぷり含んでいるので耐水性があります。

化学繊維のような静電気も起きません。

それゆえ、箒や束子の素材に適したの天然素材なのです。

【束子について】
<用途>
・調理器具洗いに
食器、木製品、ザル、鉄なべ、ホーロー、ステンレス、
テフロン加工されたものなどの洗浄に。
傷が付きにくく長持ちします。

・アウトドアに
洗剤なしでも食器の汚れを洗い流すことができます。
油汚れをスポンジで洗うと油がスポンジに付きベトベトになりますが、棕櫚束子ならさっぱりと水洗いだけできれいになります。

・野菜の泥落としに

・お掃除などに
お風呂のタイル目地の掃除、靴の汚れ落とし、
籐かごなどのホコリ取りや艶だしに。

・お風呂でボディブラシとして
水につけると柔らかくなり、体まで洗えてしまう優れもの。肌がつるつるになります。
(お子様やデリケートなお肌の方には向きません。)

【箒について】
棕櫚の箒は細かい塵や埃を良く集め、柔らかく腰があり摩擦に強く、畳や床を痛めません。

また、繊維に含まれる天然の油分にはワックス効果があり、木造校舎の廊下のように掃き続けると艶が出てきます。

棕櫚の繊維はほとんど劣化せず長年にわたって性質が変わりません。
30年以上使われている方もおられます。

是非お試しいただけたら嬉しいです。

大人のおしゃれ

こういうアクセサリーはちょっと少女っぽい柔らかいイメージなので、

大人っぽいものへのあこがれもあって、

自分が十代、二十代の頃だったら甘すぎてあんまりつけなかっただろうなって思います。

 

私はファッションのことは語れませんが、

かっちりしたファッションをスニーカーではずしている人を見ると、

なんかいいなぁと思う感覚と同じで、

自分よりずっと大人の女性がこういうかわいらしいアイテムをつけているのを見ると、

自分もそんな風なおしゃれの仕方を将来したいなぁって思います。

 

若々しくて素敵に見えるファッションの人って、

若々しく見せようと努力しているファッションの人ではでなくて、

自分と年齢を見つめてその中での最大値の微妙なラインを知っている人

なんじゃないかと思います。

 

ニット

私は編み物がまったくできない。

編み物が、というか裁縫全般が苦手。

大人になるまで自分は器用だと思っていた。

母も祖母も器用だから、その血を継いでいる自分もそうなんだと思い込んでいた。

 

でも何を作ってもうまくいかない。

たとえ完成しても美しくない。曲がる、よれる。

 

あるときから、自分は不器用なんじゃないかと思うようになった。

そしたらいろんなことに合点がいくようになった。

 

一本の毛糸から何通りもの表現が生まれるニット。

なぜあんなものが作れるのか不思議で不思議でしょうがない。

 

 

NOTHING PASSIVEのsocksmonkey

ソックスモンキーは今から100年ほど前、世界大恐慌中のアメリカで誕生しました。

おもちゃを買ってあげられないお母さんが子供のために、

クリスマスプレゼントを買ってあげられないおばあさんが孫のために、

使い古した靴下でおさるを作ってプレゼントしたのが始まりだと言われています。

 

誕生にそんな背景を持っているこのお人形が大好きです。

 

赤ちゃんって

本当にかわいいですね。

見ているだけで幸せになります。独特のしぐさや泣き顔。弱々しくもあり力強さも感じます。

 

子供を産んで家に帰る日、どんな服を着せようか産まれる前から考えていました。

畳の上に服を並べ、まだ見ぬ我が子の顔を想像して。

とても幸せな時間でした。

 

病院の肌着から初めてのおめかしをしたとき、

小さな体にその服はぶかぶかでなんだか不恰好なようにも見えました。

その姿に笑いがこみ上げるのと同時に、味わったことのない愛おしさでいっぱいになりました。

 

古い温度計

昔から大切に使われてきたものの美しさやおもしろさ
一つ一つのものの背景にある知り尽くせない歴史
作った人のこと
使っていた人の生活

それらを静かに背負っているように感じるものを見ると、
どうしようもなく心を掴まれるような感覚になります。

私の生まれ育った家には古い小屋があります。
子供のころ、この温度計をその小屋で見つけました。
もう使えないぼろぼろの温度計でしたが、なぜか心ひかれて大人になるまで持っていました。
古いものへの想いはこのころから芽生えていたように思います。

小屋には亡くなった祖父が使用していた古い道具がたくさん置いてあり、
そこに入ると子供心になにか衝動に駆られるような気持ちになった記憶があります。

それは今考えると、そういうものが現代に、後世に残っていてほしいと、
子供ながらに感じていたのではないかと思います。