松本の旅 一日目

この週末は、長野県松本市で行われているクラフトフェアまつもとに行ってきました。

このイベントは毎年五月に行われる、全国各地のクラフト作家が集まる野外工芸展で、今年で32回目になるイベント。

8年ぐらい前に仕事で当時のオーナーさんに連れて行ってもらって以来、久々の松本でした。

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久しぶりのこの空気。前へ前へと焦る気持ちを静めつつ、今回はじっくり、ゆっくり見て回りました。

お世話になっているお櫃のゆかい社中さんが出展されていたり、知り合いの作家さんに数年ぶりにお会いしたり、たくさんの方にお会いできて、とても良い一日になりました。

 

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実は、今年の夏ごろ、実店舗を開こうと思っています。
店舗、と言うと大げさですが、住まいの一部、玄関先を一部改装してなので、
本当にわずかなスペースになるのですが。

欲を言えば、色々思うところはあるのですが、まずは身の丈にあったやり方で、出来ることから、、、でもその中で最良のものをつくりたい、という思いです。

 

これまでイベントやオンラインショップで生活用品、雑貨、古道具などの販売をしてきましたが、
お店という場所ができたらずっとやりたいことが、クラフト作品を扱いたい、
ということでした。

オンラインショップはありますが、これに関しては背景をしっかり伝えて責任を持って販売したいという思いがありました。
もちろん、その他のものも、同じ気持ちで販売しているのですが。

あと、買ってくださる方に、”感じて”買ってもらいたいから、というのがありました。
世間で評判が良くても、自分がネットや本などで見て良いなぁと思っても、
実物に触れたとき、しっくりこないことはよくあります。

重さ、厚み、質感、微妙な色・・・
手に持った時の指のかかり具合、手の平の中での納まり・・・
情報や目で見ただけでは意外と判断がつかないとが多いなぁと思います。

それは、そのもの自体が良い、悪いということではなく、自分とは合わなかったということだと思います。

人は一人ひとり違うから、同じ感性や感覚で一つのものを良いと思うことは不自然なことだと思っています。

でも、世の中にはいつも流行があります。
それで成り立っているビジネスもあるから仕方ありません。
特に今は情報が溢れかえっているから、それらを意識し過ぎてしまうと、人の感覚を自分の感覚のように錯覚してしまいがちです。

そんな風潮だからこそ、せっかくやるなら余計な情報を遮断して、自分の感覚でやってみたい。
とは言っても、自分なんて大した感覚ではないから、笑われることも、非難されることもきっとある、、、
でも、そういうやり方しか自分にはできない、、、

ものの歴史や知識はたくさん勉強しないといけない。
そして、他人のセンスや誰かが作った見せかけの中に安心して居るのではなく、
自分の目で確かめて真実の中で仕事をしたい。
自分の影と同じように、それが自分と一体であること。理想を追い過ぎて、自分とかけ離れていないこと、、、

長々と書いてしまったのですが、そんな訳で、今回は良い出会いがあれば、という思いで松本に行きました。

ものも、作っている方も含めての作品。
やはり作っている方に会いたい。

とても心に響く方がおられました。
本来ならば、作品を買って、使ってからお願いするのが筋。
しかし、次直接お会いできる機会がいつになるかわからなかったので、
今回無礼を承知でお話させてもらいました。
自分のことも知ってもらった上で、お返事もらいたかったので、
後日のお返事をお願いしました。

結果はどうなるかわかりませんが、少しずつ自分が納得しながら進めていけたら、と思っています。
良いお返事がいただけるよう祈るばかり、、、あぁどうなることか(+_+)

20160528_121256不思議なパフォーマンスもあったり。

 

そんなこんなでクラフトフェアを満喫し、次はこの週末クラフト一色の松本の街へ。

六九クラフトストリート、こちらもとても良かったです。

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そして、これに参加出店されていた、小林和人さんのお店に行き、初めてお話しさせてもらって、大感激!
『ファンなんです!』というと笑っておられました。
穏やかな雰囲気、商品の説明、たわいもないエピソード、、、
一人ひとりにこんなに丁寧にされているんだろうな、どんなに有名になっても、ずっと変わらない方なんだろうな、というのが滲み出ている方でした。

そして、日が沈むにつれ、私の緊張は高まり、、、
ゆかい社中の池上さんのはからいで、木工作家の井藤昌志さんのお店で夜に開かれるお食事会に誘っていただいたのです。

”場違いすぎてバチあたる”(このダジャレ心の中でリピート何回したか、、、)

そう言えば、井藤さんの作品を初めて見たのは八年前のこのクラフトフェアの後東京に寄った時のことでした。

あるギャラリーのカフェで使われていたのが井藤さんの家具で、なんて格好良くて綺麗なんだろうと思いました。

そんな井藤さんが目の前にいて、私のこんな小さな活動の話をうん、うん、と聞いてくださっている。
そう思うと、久しぶりのビールの酔いとその状況に、だんだんと現実と思えなくなってきていました。

そして、いつもはなかなかゆっくりお話できない池上さん、桶職人の原田さん、そして、safujiさんというお名前で革の作品を作られている沢藤さんと、
たくさんの良いお話をさせてもらえて、あぁ、今回本当に松本に来て良かった、
と思ったのでした。

そして、そろそろ帰りましょうか、、、と席を立とうとしたした頃。

 

 

小林さんがキターーー!!

そんな想定外の出来事がたくさんあった一日目なのでした。

二日目につづく、、、

20160528_192307井藤さんのお店、ラボラトリオ。